ようこそ!あかちゃん ・・出産祝いに、お誕生の記念に

こうのとりが赤ちゃんをとどける途中で
ひと休みしたのは妖精の国。
赤ちゃんは小さな妖精達と楽しく遊びます。
妖精たちが願った思いは・・・

赤ちゃんの出生の年月日、時間、身長、体重、
父親と母親の名前、医者の名前、病院の名前、
赤ちゃんの呼び名、住んでいる町の名前、
お父さん、お母さん以外の誕生をお祝いしてくれた
3名までの名前、本の贈り主の名前、
本をプレゼントする日やメッセージが入ります。

赤字の部分が入力いただいたデータとなります

しょうちゃんの ために
せかいで たった いっさつの えほん

げんきいっぱいに うまれてきてくれて
ありがとう!

200555
パパとママより

ようこそ! しょうちゃん
ようこそ! あかちゃん


なかえよしを・作 上野紀子・絵
クリエイト・ア・ブック

こうのとりが
しょうちゃん
おとうさんの 
たかひこさん
おかあさんの 
ゆみこさんに
とどけるために
さくらがおかに むかって
とんでいました。
しょうちゃんが うまれる
 
2005ねん5がつにち
 
1755ふんまでには
 まだ だいぶ じかんも あるなぁ。
 ちょっと ひとやすみして いくかな。」
こうのとりは ずっと とびつづけて いたので
つかれて いたのです。
こうのとりは きれいな おはなばたけに
まいおりました。
「きもちのいい おはなばたけだ。」
こうのとりが そういって やすんでいる 
あいだに
しょうちゃんは はいはいして
おはなばたけの さんぽに でかけました。
しょうちゃんが おはなばたけに
はいって いくと そこに きれいな
ようせいの おうじょさまが あらわれました。
「ここからは ようせいの くにですよ。
 ようせいで ないと はいれませんよ。」
しょうちゃん
なんの ことだか わかりません。
すると ようせいの おうじょさまは
しょうちゃん
 ようせいに して あげましょう。」
と いって つえを ふりました。
すると しょうちゃんの せなかに
かわいらしい はねが はえました。
はねが はえると
そこに ちいさな はなの ようせいが 
あらわれました。
「わたしが ようせいの くにを 
あんないします。」
しょうちゃん
はなの ようせいの あとに ついて
おはなばたけの うえを とんで いきました。
「ようせいの くにの おともだちに
 しょうかいして あげましょう。」
はなの ようせいは 
しょうちゃん
みんなの ところに つれて いきました。
「みなさーん あたらしい ようせいの
 
しょうちゃんですよー。」
おはなに たくさん ちいさな 
ようせいたちが
あつまって きました。
あたらしい おともだちが できて
みんな うれしそうです。
しょうちゃん
 かんげいかいを しましょう」
みんなが いいました。

ちいさな ようせいたちは
しょうちゃんの ために
ジュースを つくろうと
たくさん くだものを もって やって 
きました。
しょうちゃんの ための ごちそうです。
「どうして みんな はじめて あったのに
 こんなに しんせつに して くれるの?
「だって しょうちゃん
 よろこぶ かおが みたいんだもの。」
ちいさな ようせいたちが こたえました。
しょうちゃんは うれしくて
ジュースを いっぱい のんで しまいました。

「それでは こんどは みんなで
 かくれんぼを しましょう。
 わたしが おにに なるから
みんな かくれて いいですよ。」
と はなの ようせいが いいました。

それを きくと みんなは あっと いうまに
おはなの かげに かくれました。
しょうちゃんも いそいで
おはなの かげに かくれました。
でも みんな すぐに
はなの ようせいに みつかってしまいました。
「こんどは おにごっこを しましょう。」
はなの ようせいが いうと
「こんどは 
しょうちゃん
 おにに なる。」
と 
しょうちゃんが いいました。
「えっ 
しょうちゃんが?」
みんなは おどろきました。
「どうして おになんかに なるの?」
と みんなは 
しょうちゃん
たずねました。
「だって みんなの よろこぶ かおが 
みたいんだもの。」
と 
しょうちゃんは こたえました。
みんなは しょうちゃん
こころの やさしい こだと おもいました。
それで ようせいの おうじょさまが
しょうちゃんを ようせいに
したんだと おもいました。

ちいさな ようせいたち みんなは
そら たかく のぼりました。
とりさんが やって きて
びっくりぎょうてんしていました。
しょうちゃんは たのしくて たのしくて
いつまでも とびまわって いました。
あまり とびまわって いたので
みんな つかれて しまいました。
ちいさな ようせいたちは
おはなの うえに まいおりて
おはなの つぼみの なかで おひるねを 
しました。
しょうちゃんの まわりに みんな よりそって
しあわせそうに ねて しまいました。
しばらく ねて いると
どこからか かすかな こえが きこえて 
きました。
しょうちゃん。」
「あっ こうのとりの こえだ。」
みんなも
「きこえる きこえる。」
と いいました。
しょうちゃんが みあたらないので
こうのとりが しんぱいして さがして 
いるのです。
「もう いかなくては。」
しょうちゃんは いいました。
「また あそびに きても いい?」
しょうちゃんが たずねました。
「でも にんげんに なったら
 ようせいで なくなっちゃうから
 わたしたちの ことなんて きっと 
わすれちゃうよ。」
ちいさな ようせいたちが いいました。
「ぜったいに わすれない!」
しょうちゃんは おおきな こえで 
いいました。
「さようなら また くるね。」
しょうちゃん
こうのとりの こえの する ほうへ
ようせいの くにの おはなばたけから
でて いきました。
すると 
しょうちゃん
せなかの はねが きえました。
「さようなら また あそびに きてね。」
ちいさな ようせいたちは
しょうちゃんに てを ふりました。
しょうちゃんが いって しまうと
ちいさな ようせいたちは
しょうちゃん
 わたしたちの ことなんか
 すぐに わすれちゃうよ。
 もう ようせいじゃあ ないんだから。」
「そうだよね。はねが ないんだものね。」
と かなしそうに いいました。
すると そこに また
ようせいの おうじょさまが あらわれました。
そして いいました。
「だいじょうぶ。
しょうちゃん
 こころが ようせいに なりましたからね。
 はねなんか なくても いつまでも
 みんなの ことを わすれませんよ。」
ちいさな ようせいたちは あんしんしました。
「そうだよ。
しょうちゃん
 ようせいの こころを もった
 ステキな にんげんに なるよ。」
「そうすれば きっと また あそびに
 きて くれるよ。」
しょうちゃん
ようせいの こころ わすれないでね!

しょうちゃん
くわたいいん
くわたせんせいの おかげで
しんちょう 
51せんち 
たいじゅう 
2800グラムで
たんじょうしたのでした。

おとうさんと おかあさんは
しょうちゃんが うまれて だいかんげきでした。

おじいちゃん おばあちゃん おにいちゃん
しょうちゃんの たんじょうを
おいわいして くれました。

それを みとどけると こうのとりは
まんぞくそうな かおを して 
かえって いきました。

ようこそ!あかちゃん
なかえよしを・作 上野紀子・絵